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最近、なんだか疲れが抜けない…そんな風に感じていませんか?
朝から晩まで家事・育児・仕事に追われて、自分のことはいつも後回し。気づけば体はガチガチ、心はモヤモヤ…。でも、それって実は“心と身体の足並み”がそろっていないサインかもしれません。
ヨガでは、心と身体は「二人三脚」のような関係だと考えます。今回は、そんな視点からママ自身のバランスを見つめ直すヒントをお届けします。
目次
頑張っているのに疲れが取れないのはなぜ?

「こんなに頑張ってるのに、なんで疲れが取れないんだろう…」
そう感じることってありませんか?
子どもを送って、仕事して、夕飯を作って、お風呂に入れて、寝かしつけたあとにやっと自分の時間…と思ったら、もうクタクタ。そんな日常を繰り返していると、心も身体もいつの間にか限界に近づいています。
その“抜けない疲れ”の原因、実は「心と身体の足並みのズレ」かもしれません。心だけが焦っていて身体がついてきていない。あるいは身体は動いてるのに、心が置いてきぼりになっている──。
この小さな“ズレ”が積み重なると、やがて心身ともにブレーキがかかってしまうのです。
心と身体が“ちぐはぐ”になるとどうなる?

たとえば、心が焦っているときって、呼吸が浅くなったり、肩や首が無意識に力んでいたりしませんか?
逆に、体は疲れているのに「まだやらなきゃ」と自分にムチを打って動き続けていると、ある日突然プツンと糸が切れたように何もできなくなってしまうことも。
ヨガでは、心と身体は車の両輪のようなもの。どちらかが速すぎたり、止まりすぎたりすると、うまく前に進めません。
この“ちぐはぐ”状態を続けることで、慢性的な疲労感、イライラ、落ち込みなどの心身不調が起きやすくなります。
自分を客観視できる「第3の視点」を持つ

この“ちぐはぐ”に気づくために必要なのが、「第3の視点」。つまり、自分を客観視する”もうひとりの自分”という存在です。
ヨガ哲学では、アートマン(本来の自己)という考え方があり、心や身体に振り回されるのではなく、それらをやさしく観察する“もうひとりの自分”の感覚を大切にします。
たとえば、子どもが泣いているとき。イライラが込み上げてきたら、「あ、今私、心がざわついてるな」と一歩引いて見てみる。
また、足がだるいと感じたら「今日も朝からたくさん動いたね。お疲れさま」と、身体の声を聞いてあげる。
この“気づきの視点”が、心と身体を対等に扱うことに繋がっていきます。
毎日の中に“整える時間”をつくるコツ

「忙しいママが整う時間なんて取れないよ…」
と思うかもしれません。
でも、ほんの1分でいいんです。
* 洗い物をしながら、手の中のお皿に意識を向ける
* 朝、洗顔する時に深呼吸をひとつ
* お風呂でシャンプーの香りをちゃんと感じてみる
そんなふうに、“今ここ”に心を戻す時間をつくることが、マインドフルネスであり、ヨガ哲学の実践。
最新の研究でも、1日1分のマインドフルな時間がストレス軽減に効果的であると報告されています。
(※参考:慶應義塾大学医学部 2023年調査)
心と身体をチームに戻すヨガ的習慣

では、心と身体の足並みをそろえるにはどうすればいいのか?
それには
「わたしの心、いまどんな感じ?」
「身体は疲れてないかな?」
と日々問いかける習慣が大切です。例えば、、、
- 深呼吸を3回する時間をつくる
- 日記やジャーナルに“今日の体と心”を書いてみる
- 軽いストレッチで身体の声を聞く
心も身体も、あなたを支える大切なパートナー。 どちらかを置き去りにしないで、「二人三脚」で歩いていきましょう。
まとめ

育児、仕事、家事。
頑張ってるママほど、自分のことは後回しにしてしまいがち。
でも、心と身体のバランスが崩れると、頑張ることすらできなくなってしまいます。
まずは、自分の内側の声に気づくこと。
今日1日がバタバタしていたとしても、
1分だけでも“自分を整える時間”をつくってみてください。
その積み重ねが、あなた自身の土台をやさしく支えてくれるはずです🌿
◾️ 秋山裕美|あきやまひろみ
Re:Me Yoga主宰|ヨガ講師|瞑想アドバイザー
Soin Design Candle 代表|キャンドルインストラクター
Re:Me Yoga
== 心の声に気付き、
本来の自分へ還る時間 ==
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