【お産の進み方】高齢出産体験談〜自然分娩〜

生後4日目の息子

◇この記事は約21分で読めます

悩む女性

出産の不安に悩む女性「お産ってどんな流れで進むのかな」「高齢出産だけど大丈夫かな。。。」「自然分娩は痛いのでは?」

 

 

そういった悩みに、41歳間近で出産した筆者が自身の体験談と共に、お産の進み方をお伝えします。

陣痛〜出産まではどんな感じなのか知りたい方、高齢出産で不安な方等、、、少し長文ですが、それだけ出産にはドラマがあるということでもあり。。。これから出産を予定されている方のご参考になれば幸いです。

なお、妊娠初期〜中期でつわりに苦しんでおられる方は、こちらもどうぞお読みください。




40歳、自然分娩で高齢出産

私は、40歳の後半に第一子を出産しました。

40代の妊娠&出産には様々なリスクがあります。具体的には、妊婦自身の異常(妊娠高血圧症等)や、子どもの染色体異常(ダウン症等)のリスクの増加です。特に子どもがダウン症になる確率は、25歳では1200人中1人なのに対し、40歳では100人中1人になると言われています。

100人に1人。。。かなりの高確率です。

「私40歳だし。おなかの赤ちゃんがその1人の可能性も、高いよね。。。」

そう思うとやはり少々不安で、羊水検査や血液検査(NIPT)を受けるという選択肢もあったのですが、夫婦でよく考え、話し合った結果、「やっぱりどんな子でも喜んで受け入れたいね」と意見が一致し、出生前診断はしませんでした。

実は、夫は教師なのですが、以前、小学校の特別支援学級で教師をしていたので、いろんな子をみてきています。そのため、障がいのある子を育てるのがどれだけ大変かをかなりわかっているはずです。だからこそ、本当に自分たちにそういった子どもを育てられるのか、かなり悩んだようでした。しかし最終的には「どんな子だろうと大切な命に変わりはない、喜んで受け入れよう」という結論になりました。

出生前診断をしないという選択をしたことで、私も夫も、心が決まったというか、どんな子が生まれても一緒に生きていくという決意ができた気がします。なので、幸いなことに、妊娠中もその部分に関しての不安はほぼ感じることなく過ごせました。

出産予定日当日の様子

Photo by freestocks.org on Unsplash

出産予定は5月8日でしたが、予定日になっても出産の兆しなし。

「1週間くらい前から今か今かと落ち着かないのに、まだ出てこないー!!」

「ドキドキするからこの際早く出てきちゃって!!」

と思う気持ちとは裏腹に、お腹の子はまだまだお腹に居たいようで。

ちょうど予定日に産科を受診しましたが、「あと1週間くらい生まれてこなかったら、促進剤かなぁ」ということで、次回の妊婦検診は4日後ね、と言われ、結局そのまま帰宅したのでした。

最後の妊婦検診→まさかの緊急入院

Photo by Martha Dominguez de Gouveia on Unsplash

予定日の4日後になっても、全く出産の兆しなし。

「このままどんどんおっきくなったら、出産も大変になりそう、、、早く出てきてー!」

と願う気持ちでいっぱいでした。

そして妊婦検診を受診。

なんだか先生の表情が真面目です。

「あれれ?いつもはにこやかな先生なのに、どうしたのかな?」

と思っていたら。

「妊娠中には色んなことが起こるからびっくりしないで欲しいんだけどね、今日このまま入院して産んじゃいましょう」

と言われたのです。

「えっ????どういういこと????」

「まだ予定日から1週間過ぎていないけど??」

と、心の中は「???」だらけ。

検診前は、

「あー今日も陣痛来ないし。また妊婦検診だけ受けて帰るんだろうなー。」

「帰ったらマックポテト買いに行こう♪」

くらいに思っていた矢先だったので、全く心の準備ができていないまま、あれよあれよと入院になってしまったのでした。

胎児機能不全だった

緊急入院になってしまった理由は、『胎児機能不全』ということでした。

急激に羊水が減少しており(たしか、4日前の検診時と比べて、半分か半分以下くらいしか羊水がないと言われた気が。。)、胎児が苦しくて元気がなくなっているので早く産まないといけない状況になっているとのこと。

確かに、ここ2日くらい胎動があまりないなぁとは感じていましたが、産まれる前は胎動が少なくなるという話も聞いた事があったので、だからかなぁくらいに思っていました。

実際にはこのような↓↓↓状況になっていたようです。息子、苦しかったんだね。。。。すぐに気づいてあげられなくて、本当にごめんね。。。。

「羊水はクッションの役目を果たしているので、それが極端に少なくなると、臍帯が胎児と子宮との間に挟まれて圧迫され、血液の流れが悪くなるのです。そうなると充分な酸素や栄養が胎児に届かなくなり、胎児機能不全といって、赤ちゃんの健康に問題が出てくるのです」(久保先生) ※プレママタウンより引用

入院当日のこと

そんなこんなで緊急入院をし、陣痛促進剤を少しだけ入れて、赤ちゃんが自然分娩で生まれるだけの体力があるかどうかをチェックする『ストレステスト』を行いました。

結果としては、恐らく耐えられるだろうとのこと。ストレステストが終わった時点で夕方だったので、明日朝から陣痛促進剤を入れ、明日中に出産しますよ!と先生から言われたのでした。

また、「明日は促進剤を入れて赤ちゃんの様子をみるけれど、もし赤ちゃんが耐えられなさそうなら緊急帝王切開になるかもしれないので、気持ちの準備はしておいてね」と言われました。

ちなみに緊急入院したこの日、へその緒が首に二重に巻き付いていることも判明。
ちょっとちょっと、大丈夫なんだろうか??もはや自然分娩じゃなく、帝王切開の方が安全なんじゃないか??と不安は募るばかり。。。しかし自然分娩を推奨している産院だったこともあり、帝王切開という選択は最後の最後までとっておく、という雰囲気でした。

入院した病室では「まだ子宮口開かないねー、早く開くように、ちょっと刺激しておくね」と言って先生が子宮口をぐりぐり。これがもう、本当に、いたーい!!子宮口ぐりぐりは、先生の上手い下手ではなく、誰がやっても、とても痛いもののようです。

そして夜は病院食をいただいたのですが、とにかくお腹のすく妊婦なので、のんきな事に、

「全然足りないなぁ。。。」

と思いながら眠りにつきました。

出産当日のこと

予想外の緊急入院で病院に一泊し、ついに迎えた翌朝、出産当日。この日は本当に「未知の体験が続きっぱなしの24時間」という感じでしたので、順を追ってレポしていきたいと思います。

トイレで破水

翌日、出産の朝。病院のトイレに行き、用を足し、ショーツを履こうとしたその時です。いきなり「ジャー」っと音が。。。。

えっ?今したばかりなのに、またおしっこ?

と思いきや、その液体、大量な上に自力で止められません。

おしっこが「チョロチョロ」だとすると、このときはホースで「ジャージャー!!」というくらいの勢い。

これは、もしや破水???と思い、看護師さんに連絡。やはり、破水でした。

陣痛促進剤開始

破水はしたものの、陣痛はまったく来ず。

その後、ついに陣痛促進剤の点滴開始。定期的に看護師さんがきて、促進剤の注入量を増やしていきます。促進剤を入れ始めて2時間半くらいは、そこまで強い痛みはありませんでした。

陣痛がきた!!

「陣痛って、昨日の子宮ぐりぐりよりも痛いのかなぁ、、、きっと痛いよなぁ。。」

と不安に思いながら、促進剤を入れて待つ事2時間半。

いきなり、

ぎゅぃいいいいいいん!!

きぃぃぃぃぃぃぃぃん!!

というような痛み。

まるで、金属の円盤で内蔵を「これでもか!」と押しつぶされるような痛さが。

ああ、ついに来てしまった、、、

そう。。。

陣痛開始です、、、!!!(注:促進剤を入れない自然の陣痛の場合は、急激ではなく、少しずつ痛みがくるそうです)

陣痛との戦い

陣痛は、はっきり言って本当に、それまで経験した事のないほどの痛みでした。

痛み&陣痛の感じとしては、

金属の分厚い円盤が、内蔵をつぶしながら骨盤の中にメリメリとめり込んで行くような痛みで、

内蔵をつぶし終わった円盤が上の方に去っていくと数分間休憩でき、

そしてまた分厚い円盤が骨盤にめり込んでくる、、、

の繰り返し、、、というくらいに、激しい痛みでした。。。

実母は「陣痛なんて下痢のひどい時くらいだから大丈夫!」なんて言っていましたが、

そんなの全然うそだーーー!!!

と思った瞬間でした。。。

しかし始まってしまったからには、産み終えるまでは耐えないといけません。

夫はまだ仕事場にいて、もう暫くは来られなさそうだし、もう、1人で耐えるしか無い!!

という状況だったので、とにかく

「○○ちゃん(息子の名前)大丈夫だよー」

「安心して早く出ておいでー」

「おかあさんも一緒に頑張ってるよ」

「大丈夫!大丈夫!」

と言って、とにかく『今すごく苦しいのは、子どもも同じ。子どもと苦しみを分かち合っているんだ。子どもを元気づけるんだ。』ということを意識するようにしていました。

そんな中、助産師さんたちは本当に慣れているなぁと思うのですが、普通に、

「陣痛の間に昼ご飯食べてくださいねー、体力ないとお産できませんからね!」と言って昼食を持ってきてくれました。

こんな激痛の中どうやって食べるねん!!!

と思いつつも、なんとか食べきる事ができました。

というのも、促進剤を入れてからずっと、測定器(パッドをお腹に付けて子宮のハリを測る機械)で子宮の収縮度合いを測っていたのです。

この測定器では、収縮具合がリアルタイムで折れ線グラフとして表示されるのですが、

折れ線が高い値のとき・・・陣痛真っ只中(子宮収縮中)

折れ線が低い値のとき・・・陣痛の合間の、お腹が痛くない時(子宮一休み中)

となります。

そのため、”折れ線が低くなったらご飯を食べ始め、再び折れ線が上がりはじめたら即座に食べるのをやめて陣痛に立ち向かう体勢を整える”という感じで、陣痛の合間の時間を無駄無く使って食事することができました(笑)。

また、測定器から出てくる折れ線の長さを見る事で、陣痛の最中も「もうすぐ陣痛は落ち着くから、もう少しの辛抱だ!!」と先を予測する事もできたので、本当に有り難かったです。

そんな感じでお昼ご飯を食べ終えてしばらくすると、夫が病院に到着。

その頃にはもう、陣痛の痛み軽減策として有名な、「テニスボールでお尻を押さえたりする方法」とか、そういったことをできるような状態ではないほど痛さはピークに。

とにかく陣痛のあいだじゅう、夫の手を握りつぶさんばかりの力で握っていたのですが、1人(+お腹の息子)で痛みに立ち向かうよりも、痛みが手を通して外に少し放出され、緩和されているような感じがしたのは、思い込みだけでは無いような気がします。

しかし。こんなに痛い状態が続いているのに、子宮口がなかなか開かず。

子宮口が開かないので、促進剤の投与量もどんどん増えていき、痛みもどんどん増します。もう本当つらい。

でもとにかくずっと、

「○○ちゃん大丈夫だよ!一緒に頑張ろうね!!」

と、ひたすら唱え続けていました。

産まれそう!!

そして、陣痛ももう限界MAX、これは本当に産まれそう!!と思い、助産師さんを呼んだところ、

「んーでもさっきも子宮口3割くらいしか開いてなかったし。まだだと思うからいきまないでね。」

と言われてしまい

しかし明らかに痛さが違うというか、「もう出てくる!!!」という感覚があったので、

「ほんとにもう出てきそう!!」と、診てくださいと懇願。

じゃあちょっと診てみようね、と、ベッドから診察台にうつるよう促されたのですが、もはや痛すぎて歩けない!!!

陣痛始まる前までは病院のスタッフさんには敬語でしゃべっていたのに、もはや敬語なんて使う余裕無く、

「無理!!!歩けないようぅぅぅうう!!!」と絶叫。

しかし「大丈夫!頑張って歩いて!」と笑顔で言う助産師さん。

どうにかこうにか診察台に乗ってみてもらったところ、

「あれ、、、、???もうほぼ全開になってる!!!!!仕方ない、分娩台じゃないけどここでいきんで!!!!」

と。。。

えーーーーー???分娩台じゃないの??

ここで産むの???本気で????

と思いつつ、本当に産まれそうと思ったので思いきりいきみました!!!

しかしまだ赤ちゃんは出てこず。分娩台ではなく診察台で、最後の陣痛と格闘していました。

ついに出産

「このまま分娩台に行かず、診察台で産んでしまうのだろうか、、、まぁそれも記念になるかな」と、あまりの痛さに何も考えられない状態のなか、それでもうっすらと思っていたのですが、そこはさすが助産師さん。陣痛がひいた一瞬を見逃さず、「今分娩台にうつっちゃいましょう!!」と。

私も、歩けるのは今しかないと思い、必死の思いで分娩室に。

担当の先生もかけつけ、夫に手を握ってもらい、頑張っていきんだり、すこし休んだり、の繰り返し。

特に、「まだいきまないでねー」という時間が本当に辛くて。だってもう産まれそうで、本能的にいきまずにいられないのに頑張って踏みとどまるのが大変で。

あと、ラマーズ法のように呼吸を整える時、夫が応援してくれるのは嬉しかったのですが、夫がその呼吸法を私の顔の近くでしていたため、「吐息が顔にかかってもう死にそう!!」な感じになってしまい、

狂ったように「息がかかる!!」「やめて!!」と叫んでしまったのでした。。。

しかし夫が立ち会ってくれたことは、今思うと本当に心強かったです。(最初、私は立ち会い出産を拒否していたのですが、夫の強い希望で立ち会ってもらうことになったので。)

分娩台に入ってしばらく経った頃、主治医の先生に緊急オペが入り途中に抜けることになり、一時的に先生不在の状態で分娩室に。少し不安でしたが、助産師さんたちは落ち着いていたので、いざとなったらきっと助産師さんがどうにかしてくれる!と信じて頑張れました。

しばらくすると別の先生が来てくださり、私の状態を診てから、「ちょっと切りますよー」と。。。そう、、恐れていた会陰切開です。妊娠中、会陰マッサージは行っていたものの、やはり初産だと伸びが悪いのか、、、結局、切開になってしまいました。。。

メスを入れるなんて、どんなに痛いのかと戦々恐々としていたのですが、麻酔がよく効いたのか、切開の痛みはありませんでした。

そしてついに分娩もクライマックス。

「頭が見えてきましたよ!!!」と先生と助産師さん。

そこで、緊急オペを終えた先生が戻ってきて、主治医の先生に交代。

最後の力を振り絞って、「もう、歯がガタガタになって全部抜けても構わない!!!」というくらいに歯を食いしばりながら、何度かいきみました。

あ。。。

息子、出てきてる??

出てきた出てきた、、、

するっと出てきたーーーーーー!!!

と思った瞬間、

「オギャーーーーアアア!!!!」

と、甲高い声。

元気に産まれてくれた息子。

ガッツ石松みたいな顔なのに、可愛く見えるのはなんでだろう。

と思いながらも、本当に本当に、感動した瞬間でした。

出産直後の息子

私の場合、破水から出産まで5時間半、陣痛から出産に至っては3時間と、かなりのスピード出産でしたが、緊急入院〜出産に至るまでが本当にドラマティックで。今まで生きてきた人生の中でも、ものすごく凝縮された、濃厚な時間だったと思います。

出産はすごく痛いし辛かったですが、私はやはり自然分娩にして良かったと思いました。産まれてくる子どもの辛さも、一緒に味わえた気がするからです。

後産なんて忘れてた

出産した後のことにも、少し触れておきます。

出産後は、まだ子宮に残っている胎盤などを取り出す作業(後産:あとざん)をします。

後産について知識としては多少あったものの、実際の出産が壮絶すぎて、出産後は放心状態。その後のことなどすっかり忘れていたので、先生から「これからお腹に残っているもの出しますねー。ちょっと痛いよー。」と言われた時には、「えーまだ痛いことがあるの??」という気持ちでした。

私は後陣痛(お産の後に、不要なものを子宮から排泄するために起こる陣痛)が弱かったからか、なかなか胎盤が出てこなかったようで、お腹をぎゅうぎゅう押したりしてようやく胎盤&臍帯を取り出せたようです。

そうして、子宮から、赤ちゃんを守っていたものをある程度出し終え、会陰切開した部分を縫合して、とりあえずは産後の処置終了です。

縫合する時も痛いのかなと思っていたのですが、まだ部分麻酔が効いていたのか、痛みはありませんでした。

私の場合は出産時の出血多量で、約1L(通常は500ml以下)の出血があったため、後産後すぐには分娩台から下ろしてもらえず、しばらく安静にしていてくださいとのことで、30分以上分娩台にいました。その後も、「出血が多かったからしばらく歩かない方が良い」とのことで、移動式ベッドに乗せられて病室へ向かいました。

出産後のこと

出生後2時間の息子。瞳ぱっちり開いてます

私が病室に移ってから、息子は新生児室に移されました。

その後、私は病室で両親や家族と軽く話をし、一眠りしてから、助産師さんに付き添われてトイレに。出産後最初のおしっこはなかなか出ないため助産師さんが付き添うそうです。私も、私も例に漏れず、なかなかおしっこが出ず。しかも、助産師さんが見ているので、恥ずかしくてなおさら出ず。助産師さんが音姫的にお水を流してくれて、ようやく最初のおしっこが出ました。切開したところにしみるのでは?と不安でしたが、ちょっと前かがみになって用を足すと、おしっこが付く事もないのでしみずに済みました。

そして夜22時、初めてなので本当にぎこちなくではありましたが、看護師さんに教えてもらい、初めての授乳をしました。看護師さんに絞ってもらっても、数滴でるかどうか、という感じでしたが、最初の数日間はその程度でも大丈夫だそうで。看護師さん曰く、「赤ちゃんは、産まれて数日間は胎内の時の蓄えで生きていけるので心配しないで。」とのことでした。

出産翌日以降のこと

出生翌日の息子

出産後5日目で退院しましたが、退院時には、出産の疲れと慣れない夜間の授乳で寝不足すぎて辛い上、会陰切開の傷にプラスして、出産でいきんだときに痔になってしまったようで、シモ関係がとにかく痛すぎて。。。痔の人用のクッションがなければイスに座れない状態で、母さんもうズタボロです、という感じでした。。。

しかし、かわいい寝顔を見ると、色々な疲れも本当に飛んでしまうのだから、赤ちゃんの力って偉大だなぁと、つくづく思います。

出生後16日目の息子

ちなみに切開の傷&痔のために、産後1カ月くらいはイスに座るのがかなりきつかったです傷はひきつれるような痛みがあり、痔は、座った時に「ズキーーーン!!!」とする、突き上げるような痛みでした。。。

そんな状態でしたので、里帰り中、慌てて痔の人用のドーナツ型の座布団(真ん中に穴があいている座布団)を購入し、治るまではそれを使っていました。

さらに、お腹の筋肉が伸びきってしまったようで、産後1年くらいは頻尿&尿漏れがあったため、尿漏れパッドが手放せませんでした。。。産後2年近く経った今、頻尿と尿漏れはようやく改善しましたが、高齢出産のため、元の身体に戻るのに時間がかかったのではないかと思っています。

あと、産後半年過ぎくらいから異常に髪の毛が抜け始め、ありえないくらい、ものすごい薄毛に。。それでも育毛剤のおかげか、髪は生えてきてくれましたが、最初に生えてきた毛はちりちりの縮れ毛で。その部分が伸びるまでに時間がかかり、2年近く経った今、ようやくチリチリの前髪がカットできる長さになり、チリチリ部分は切る事ができました。

つくづく、産後は可愛い赤ちゃんだけでなく、色々なおまけがついてくるものだなと実感しました。。。

でもやっぱり、我が子は最高、何ものにも代え難い宝物です♪♪

まとめ

今回は、出産〜出産後までの流れを、実体験を通してお伝えしました。

出産予定日を過ぎた途端に羊水が急激に減ってしまったり、産後の傷の治りが遅かったのは、やはり自分が高齢(40歳)だったからではないかなぁ、と、自分的には思っています。また、子育てしていても「今自分が20代30代だったら、疲れが全然違うだろうなぁ」と思う場面が本当に多々あります。

なので20代30代で「今は40歳過ぎても産める時代だから、出産を考えるのはまだまだ先で大丈夫!」と思っている方には、是非、若いうちに産むメリットを考えて頂きたいなと思います。個人的には、ひと通り社会人経験も積んで、遊びもし尽くして、金銭的にも精神的にもすこし余裕が出てきて、胎児の染色体異常の確率もまだそこまで高くなく、育休後に職場復帰して「仕事+子育て」になっても体力的に余裕があり or もし子どもが小学生になってから再就職する場合も引く手数多な30代前半が、現代の女性の生き方に一番フィットする出産適齢期なのではないかなと思っています。

また、自然分娩での出産ははっきり言ってとても痛いですが、しかしその痛みの分、子どもの命の重さを実感できる産み方でもあると思います。

そして、人生の中で唯一、「赤ちゃんと二人でひとつの状態」で頑張れる作業が出産です。

私のようにスピード出産の場合もあれば、陣痛〜出産まで数日に及ぶ場合もあるかと思いますが、痛みはいつか終わりが来ます。そして、その後にはかけがえのない宝物を腕の中に抱くことができます。

是非、出産を「痛そう、、、」と怖がらず、出産の痛みはその先の、これから何十年も続く素敵な物語の始まりだと捉えて、赤ちゃんと一緒に乗り越えていきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

ブロガーとして活動中の東京都在住、一児の母。会社勤めの傍ら、結婚を機にフリーランスでの仕事も開始。 耳寄りな育児情報や、実際に使って役立った育児グッズなどを紹介することで、プレママや育児中のお母さんたちのお役に立てればと思い、このブログを始めました。正確な情報・旬な情報をお届けすることをモットーに執筆しています。( ͒ ु•·̫• ू ͒)