◇この記事は約5分で読めます
赤ちゃんの乾燥肌に悩むママ「乾燥による赤ちゃんの肌荒れや湿疹がなかなか改善しない、、、。」「保湿はきちんとしているはずなのに、なぜ治らないのかしら、、、?」
今回は、秋〜冬にかけてママを悩ませる赤ちゃんの肌乾燥&湿疹について、その原因と対策を3回に渡ってお伝えしたいと思います。
なお、炎症が激しい赤ちゃんは本記事にて紹介しているケアではなく、一刻も早い医療機関の受診が必要な場合もありますので、お子様の状況に応じて情報を使い分けて頂ければ幸いです。
目次
赤ちゃんの肌荒れを治すには、正しい知識と方法を身につけることが最優先
まず結論からお伝えすると、赤ちゃんの乾燥肌がなかなか治らない場合は、やみくもに保湿をするのではなく、正しい知識と方法を身につけるのが最優先だということです。
というのも、実は私自身も以前、そのような悩みを抱えて色々と試したのですが子供の乾燥肌はなかなか治らず。。。しかし、正しい知識・方法を覚えてからは、子供の乾燥肌がぐんぐん改善していった経験があるからです。
自己判断による処置では治らないことも(筆者実例)
ここで、我が家の実例を挙げてみたいと思います。
我が家には0歳の息子がいますが、冬場になると肌の乾燥が酷く、痒くてかきむしり、毎日肌を掻き壊してしまっている状況でした。早く解決してあげたいと焦るあまり保湿剤を何種類も試してみたりもしましたが、どれもあまり効かず、悩みは深まるばかりでした。
でもそれは、治らなくて当然のことだったのです。
なぜなら(今だからこそ納得できるのですが)当時、赤ちゃんの肌に関する知識もほとんど無く、正しい保湿剤の塗り方すら全く知らないまま「赤ちゃんだから塗り過ぎはよくないだろう」と勝手に判断し、薄く塗っては、「なかなか治らないな。。。」と思い悩んでいたのです。今思えば、そんな自己判断では本来治るはずのものも治らず、その間息子には辛い思いをさせてしまったと思います。
しかしありがたいことに、悩み解決につながる転機は突然やってきました。
ある日、元看護師の義理姉と話していた時、
「今はとにかく、赤ちゃんは保湿が命!っていう考えに変わってきているから。肌にトラブルがない時から保湿をしっかりするくらいが良くて、赤ちゃんの頃どの程度しっかり保湿できていたかによって、アトピー発症率も違ってきているって、現役の助産師さんも言っているよ」
と言われたのです。
赤ちゃんの頃の保湿によってアトピー発症率まで違ってくるなんて。
と、まさに目から鱗でした。。。
保湿の大切さ 〜アトピー発症率は保湿で軽減される〜
アトピー発症率と保湿について調べてみたところ、やはり相関関係にあることがわかりました。(下記リンク参照)とにかく早い段階から保湿を始めることが、赤ちゃんの肌にとっては重要なようです。
↓↓↓
日経メディカル 2014.10.02 ”新生児期の保湿がアトピー発症率を3割減に”
資生堂 ”赤ちゃんからのスキンケア”〜早い時期からスキンケアをはじめることで アトピー性皮膚炎の発症リスクが低くなることがわかりました〜
ちなみにその後、乳幼児の肌の乾燥について正しい知識と対処方法を身につけてからは、息子の肌荒れや湿疹は日に日に改善していきました。本当によかったです。
赤ちゃんの乾燥の程度に応じて、適切なケアを
我が家では息子の乾燥肌がだいぶ改善したとはいえ、何もケアしないとまた乾燥肌に逆戻りしてしまうので、日頃から乾燥の程度に応じていくつかの保湿剤を使い分けています。
調子があまり良くないな、と思ったらすぐにスペシャルケア(こちらの記事に詳細を書いています)に変えているので、おかげさまで今のところ、アトピーの気質を遺伝的に受け継いでいる可能性はあるものの、ステロイドのお世話になるほど悪化することはなく快適に過ごせています。
もし「赤ちゃんに保湿はしているけれど、肌の状態がなかなか良くならなくて、、、」とお悩みの方は、Vol.2以降の記事でお伝えする赤ちゃんの皮膚についての知識と正しいスキンケア方法を、是非参考にしてみてください。特に新しい製品や高級な製品を買わなくても、お手持ちの赤ちゃん用保湿剤を正しい方法で塗るだけで、効果はだいぶ違ってくると思います。
まとめ
ここまで、私自身の体験も交えつつ、お子様の肌乾燥について、正しい知識と対処法を知ることの必要性をお伝えしてきました。
次回、Vol.2では乳幼児の皮膚のメカニズムや、乾燥性湿疹とアトピー性皮膚炎の違いなどについて、
Vol.3では肌を清潔に保つための正しい洗い方、肌の乾燥を防ぐための正しい保湿の仕方を解説していきます。
そちらも合わせてお読み頂けますと幸いです。
それでは、本日もお読みくださりありがとうございました。