【冬の防寒】スリーパーの選び方

Photo by Nynne Schr¯der on Unsplash

◇この記事は約13分で読めます

本ページはプロモーションが含まれています 悩む女性

赤ちゃんのママ「寒いのに、子どもがお布団をはいじゃう。スリーパーを買ってみようかな。。。」「スリーパーって色々種類があるけど、どれを選ぶのが正解なのかな?」

 

 

この記事では我が家での体験談も交えながら、そんな疑問にお答えします。

 

日ごとに寒さが増して、冬もいよいよ本番になってくる頃。

やんちゃなお子様をお持ちのママは、お布団の上を縦横無尽に転がる我が子に毎回お布団をかけ直しては、

「今夜こそ、お布団をはがないで寝てほしいな。。。」

と思う季節でもあります。(笑)

我が家の息子も、寝返りがうてるようになってからというもの、毎晩お布団を蹴飛ばしまくって大変でした。

何度かけ直しても結局いたちごっこになってしまうので、早々に「夜中の布団掛け」には白旗を揚げ、スリーパーを導入。それ以来息子は快適に、私は安心して眠れるようになりました♪

1歳半になった今も寝相の悪さは相変わらずの息子ですが(笑)、この秋冬も、昨年に引き続きスリーパーを着て快適に寝ています。

今回は、実際に何着かスリーパーを試してみてわかった、乳幼児が快適に眠れるスリーパーの選び方を紹介していきたいと思います。

 




スリーパーとは

 

スリーパーとは、簡単に言うと「着る毛布」のようなものです。

パジャマと布団の良い部分を掛け合わせて作られた寝具で、乳児期には寝袋のように、幼児期になったらベストのようにと、長期間使用できる大変便利な寝具です。

スリーパーは本当に必要?

スリーパーは必ずしも必要なものではありませんが、布団は顔にかかってしまうリスクがあるので、最近ではSIDS(乳幼児突然死症候群)予防の観点からも、布団による窒息を防ぐことができるスリーパーが注目されています

また、寝返りをうてるようになり、お布団をはいでしまう子どもの寝冷えや風邪を予防することができるため、積極的に利用していきたいアイテムといえます。

スリーパーを購入する前に、室温・湿度を見直そう

 

スリーパーはとても便利なアイテムですが、実は、赤ちゃんの就寝時の温度環境は、衣服やお布団で調節するよりも、室温・湿度を一定に保ってあげることが最優先なのです。

ですのでまずは室内環境(室温・湿度)を整え、それでもお布団をはいでしまったりする場合に、スリーパーを検討してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、赤ちゃんが冬過ごすのに適切な室内環境の目安は

・室温:20~23度
・湿度:40~60%

 

が理想です。
とはいえ、温度や湿度など、これまで計った事が無ければいまいち「今どのくらい」なのかわかりませんよね。温度&湿度計は100円均一などでも売っていますので、寝室に置いて時々確認することをおすすめします。
また、冬場の室内は暖房で空気も乾燥しているので、風邪予防の意味もふくめて、加湿器を使うのも良いでしょう。

 

なお、寝る時の布団の枚数は、冬場ですと

 

風通しの良いタオルケット + 赤ちゃんの用の掛布団

 

がよいとされています。

 

しかし、スリーパーを着せる場合はお布団を1枚かけているようなものなので、

 

スリーパー + ブランケット

 

程度にし、熱がこもりすぎないようにすることも大切です。
(かなり寒い夜などはお子様の様子に応じて調節して下さい)

スリーパーの種類

「スリーパー」といっても、そこには様々な種類があります。

代表的なものは以下の3タイプです。

横開き 2way  前開き
 

横開きは脇に着脱ボタンやファスナーの付いているタイプです。寝かせたまま着せやすいので、まだ立っちができない乳児に向いています。

2wayは、2通りの着方ができるタイプです。ボタンで留めて裾をズボンのようにしたり、ボタンを留めずにロングベストのようにして着ることができるため、成長に合わせて着方を使い分けられて便利です。

前開きはその名の通り、ベストのように着るタイプです。

2way・前開きには、袖あり/袖なしや、袖の取り外しが可能なものもあります。

また、素材も、綿やガーゼといった肌ざわりのよいものの他に、ダウンやフリースなど、暖かさ重視のものまで様々あります。季節に応じて使い分けると良いでしょう。

冬用スリーパーの選び方

 

スリーパーは赤ちゃんから3,4歳くらいまで長期間使用できるので、なるべく失敗せずに良いものを選びたいですよね。ここでは冬用のスリーパーの選び方をお伝えします。

どのタイプを選ぶ?

それぞれのタイプに利点がありますので、ニーズにあったものを選ぶとよいでしょう。

  • 立っちの出来ない赤ちゃんに簡単に着せたい→横開きタイプ
  • 乳児〜幼児まで、できるだけ長い期間使えるものが欲しい→2wayタイプ
  • よく歩き回る子に手早く着せたい→前開きタイプ

また、袖のあるタイプとないタイプについては、それぞれにメリット・デメリットがあります。

袖あり・袖なし比較表
あたたかさ ムレにくさ 脱ぎ着しやすさ
袖あり
袖なし

当然ながら、袖のあるタイプは防寒機能に優れているため、真冬の寒い時期などにはおすすめです。しかし袖があるために少々ムレやすかったり、脱ぎ着がしづらいため、袖のないタイプの方が広く普及しているようです。商品によっては袖を付けたり外したりできるものもあるので、そういったタイプを利用するのも良いでしょう。

サイズ選びは?丈の長さは?

スリーパーはメーカーによってサイズ表記が異なります。ワンサイズのみのものもあれば、S〜Lなどの表記や、70,80など身長を目安にしたサイズ表記まで様々です。

ワンサイズやS~Lのサイズ展開の場合、ネット通販でしたら何歳から何歳くらいまで使用可能か表記してあることが多いので、そちらを参考に選ぶと良いでしょう。

ちなみに数字でサイズが記載してある場合は、新生児用のサイズ(50,60など)ですと着られる時期が限られてしまいます。かといって新生児期にサイズの大きすぎるものを着ると、鼻と口を覆ってしまい、窒息してしまう危険性もあるため、少し大きめの70〜80サイズあたりを選ぶと比較的長く着用できます。その際、肩〜首のあたりがダブつきすぎないものを選ぶとよいでしょう。(ダブつきが大きいと、生地で鼻と口を覆ってしまう可能性があるためです。)

また、着丈の長さについては、私は断然短め(くるぶしより上の長さ)をおすすめします。その理由は2つあります。

ひとつめは、丈が長いと、立っちした時に転んでしまう危険があるからです。スリーパーは、寝る時だけに着用しているものではありません。就寝前に着てから、起床後、まだ寒い早朝にもしばらく着せていることが多いため、ひきずるほど丈が長いと転倒の恐れがあり危険なのです。

ふたつめは、まだ体温の調節がうまく出来ない赤ちゃんは、手足で体温調節(放熱や保温)をするため(←保育園駐在のナースから教えてもらいました)、そこを覆ってしまうと熱がこもってしまい、体温調節がうまくいかなくなる危険性があるからです。熱のこもり過ぎはSIDS(乳幼児突然死症候群)の危険因子となってしまうので(※参照)、赤ちゃんの体温調節器官である手足は、暖かくしすぎない方がよいと私は思います。
参考記事:『乳幼児突然症候群(SIDS)の原因と予防について』久保田産婦人科麻酔科医院 久保田史郎

冬に適した素材は?

スリーパーの素材は、綿・ガーゼ・フリースやダウンなど様々です。少し肌寒い程度の春や夏であれば綿やガーゼ素材のスリーパーが適していますが、冬場は、暖かいフリースやマイクロファイバー、ダウンなどを使用したスリーパーがおすすめです。

フリースやマイクロファイバーのスリーパーは保温性が高く価格も手頃で、種類も豊富です。冬場でも汗をかきがちな背中部分をメッシュにしているなどの配慮がなされているものもあります。

ダウンは空気の層が厚いので保温性が大変高く、吸湿発散性にも優れ、衣服内の湿度をコントロールする機能があります。また、ダウンはとても軽いので、重いお布団をいやがる赤ちゃんにもおすすめめです。自宅で丸洗いできるダウンを使用したスリーパーも出ているので、衣服を汚すことが多いお子様には自宅洗い可能なものが良いでしょう。

我が家の失敗例と成功例

ここで、我が家で購入したスリーパーの失敗例と成功例をお伝えしたいと思います。

失敗例

買ったもの

息子のサイズ(身長)ピッタリの6重ガーゼ、横開きタイプ

可愛らしさに一目惚れして購入。
(こちらは息子と相性が良くなくて結局捨ててしまったため、画像がありません。。ちなみに、ガーゼのスリーパーで有名な、Hoppettaではないです。(笑))

失敗理由1:サイズが合わなかった

少し堅太りの息子には、身長に合わせたサイズだと胴回りがきつくて苦しそうでした。。無理やりボタンを留めるも、動いた拍子にボタンが外れてしまう始末。。。仕方なくボタンが外れたままで着せていると、寝ているときに生地がゴロゴロと重なってしまい、着心地が悪そうでした。。

これはサイズが小さすぎての失敗でしたが、大きすぎても動きづらいと思います。

こんな経験から、もし、将来を見越して大きめサイズを買う場合でも、ある程度身体にフィットして、動きを邪魔しないものがよいと思いました。

 

失敗理由2:スリーパーとシーツとの摩擦がなさすぎて動きづらそうだった

皆さんも、たまにありませんか?洋服を重ねて着たとき、すべりが悪くてとても着づらいことが。。

この失敗スリーパーは、見事にそれにはまってしまいました。。これは決してスリーパーのせいではなく、我が家のシーツとの相性だと思うのですが、息子、これを着せるとスリーパーが身体の動きについていかず、寝返りをうつのに苦戦していました。。。

これは実際に使ってみないとわからない部分ではありますが、すべりのよいフリースやダウン(表地のつるつるしているもの)であれば、この問題は起きないかなと思いました。

 

成功例 〜ベビーグース(BabyGoose) あったか快適2Wayおねんねスリーパー〜

買ったもの

ベビーグース(BabyGoose)あったか快適2Wayおねんねスリーパー
こちらは2wayのベビースリーパーになります。

我が家では昨冬から大活躍しており、冬になくてはならないものとなっています。

ボタンの留め方を変えることでズボンタイプにするかベストタイプにするかを選べる2wayになっているので、成長に合わせた着方ができ、本当に便利です♪

ちなみに、0歳児だった昨冬はこんな感じで、ズボンになるようにボタンを留めていました。(画像が粗くてすみません。。)

1歳半の今は、裾を開いたままにして、こんな感じで着用しています。身長約80センチ、体重12kgです。

 

成功理由1:フリース素材&裏メッシュでムレずに暖かく、快適

生後6カ月くらいから1歳半の現在まで使用継続していますが、特に汗かきだった0歳児の時は、背中部分がメッシュになっているので安心して着せることができました。背中以外はとても柔らかなフリース素材で暖かいので、夜中布団をはいでしまう息子でも安心です。また、フレンチスリーブのような、着せやすいのに肩をすっぽり覆う絶妙な袖丈も、暖かそうで気に入っている点です。

成功理由2:ウエストの両脇がゴムで絞ってあるので、動いた時も身体にフィットし、生地のゴロつき感がない

買ったときはあまり気にしていなかったのですが、このゴムがあると無いとではかなりフィット感が違ってくると思います。フィットするといっても締め付ける感じではなく、ごくゆるくウエスト部分がカーブしているだけなのですが、このおかげで生地がゴロゴロしたりモタつくことなく、夜中動き回る息子でも快適に寝ることができているんだなと感じています。

成功理由3:洗濯してもすぐに乾く!!

まだまだ飲み物をこぼしたりすることも多いので、手軽に洗濯できるのは助かります(ちなみに私は普通の洗濯物と一緒に洗っています。)しかも、冬場でも1日で乾いてくれるので大助かりです。

2021/04/22 追記:こちらの「快適2Wayおねんねスリーパー」には、他にも通年使用できるタオル地のものと、夏用のガーゼ地のものも発売されています。詳しくはこちらの記事↓でご確認ください。

【人とかぶらない出産祝い】とびきりかわいい♪スリーパー4選

 

まとめ

ここまで、冬場のスリーパーの選び方をお伝えしてきました。

この冬は是非、快適に使用できるスリーパーを選んで、ママもお子様も安心しておやすみして頂けたらと思います。

関連記事

【人とかぶらない出産祝い】とびきりかわいい♪スリーパー4選

2018年12月18日

【冬の防寒】機能的!おすすめスリーパー4選

2018年12月10日



ABOUTこの記事をかいた人

ブロガーとして活動中の東京都在住、一児の母。会社勤めの傍ら、結婚を機にフリーランスでの仕事も開始。 耳寄りな育児情報や、実際に使って役立った育児グッズなどを紹介することで、プレママや育児中のお母さんたちのお役に立てればと思い、このブログを始めました。正確な情報・旬な情報をお届けすることをモットーに執筆しています。( ͒ ु•·̫• ू ͒)